2026年10月11日 最終更新
今田美桜さんが映画『白鳥とコウモリ』で演じるのは、殺害された弁護士の娘・白石美令。容疑者の息子を演じる松村北斗さんとのW主演作で、2026年9月4日に公開されました。
事件が解決したように見えても、美令はなぜ父の死を問い続けるのでしょうか。
今田さんが美令を表した言葉は、「凛として冷静」。父を失った悲しみの中で、自分の疑問を貫く女性です。
容疑者の息子・倉木和真と美令が出会うことで、父の事件をめぐる二人の問いが交わっていきます。

この記事のポイント
Q1. 今田美桜は『白鳥とコウモリ』で何役?
今田美桜は、映画『白鳥とコウモリ』で殺害された弁護士の娘・白石美令を演じます。父の死に疑問を抱き、事件の真相を追う女性です。今田美桜は美令を「凛として冷静に物事を見ている女性」と表現しています。
Q2. 松村北斗とはどんな関係の役?
映画『白鳥とコウモリ』では、今田美桜演じる白石美令と、松村北斗演じる倉木和真が、ともに事件の真相を追う関係です。美令は被害者の娘、和真は容疑者の息子。それぞれの父の言動への違和感から、二人は手を取り合います。
Q3. 『白鳥とコウモリ』はどんな話?
『白鳥とコウモリ』は、容疑者の自供で解決したかに見えた殺人事件を、被害者の娘と容疑者の息子が問い直すミステリーです。父の言動に違和感を抱く白石美令と倉木和真が真相を追い、事件に関わる家族の苦悩も描かれます。
ほかの出演作も知りたい方は、今田さんのドラマ・映画をまとめた記事へ。
今田美桜が演じる白石美令は、殺害された弁護士の娘

白石美令は、殺害された弁護士・白石健介の娘です。父の事件に疑問を抱き、容疑者の息子とともに真相を追う人物。
今田さんのコメントには、その行動を支える美令の強さが表れています。
父の死に疑問を抱き、事件の真相を追う
美令が知りたいのは、なぜ父が殺されなければならなかったのか、ということ。容疑者が犯行を認めても、父の死を受け入れる答えにはならないのでしょう。
そこで出会うのが、容疑者の息子・倉木和真です。
父を殺された娘と、父が殺人を認めた息子。事件を挟んで反対側にいる二人が、それぞれの疑問を抱えて歩き始めます。
今田美桜が語った「凛として冷静」な人物像

映画公式サイトに掲載された今田美桜さんのコメントには、美令を表す次の言葉があります。
白石美令という役は、凛として冷静に物事を見ている女性だと思います。
今田さんが力を感じたのは、他人の意見に流されず、自分の疑問を貫き通すところ。
「冷静」という一言だけなら、感情を表に出さない人を想像しがちです。けれど、今田さんの説明には「自分が疑問に思ったことを貫き通す」という行動が続く。
美令の冷静さは、ただ静かにしていることとは違うように思えます。
自分の疑問を貫く美令を、元教師の視点で読む

父を殺された美令が、容疑者の息子とともに真相を追う。
「被害者の娘」と聞いただけでは、そこまでの行動は想像しにくいですよね。なおじが引かれるのは、今田さんのいう「自分の疑問を貫き通す」という部分です。
元社会科教師として事件を読むときにも、「誰が犯人か」と「なぜ起きたのか」は分けて考えたくなるもの。美令にも、自供だけでは終わらない問いがある。
悲しむ娘という立場にとどまらず、自分で答えを求める人。その姿を、今田さんは「力」と受け取ったのではないでしょうか。
解決の 見出しに娘 首かしげ
事件に説明がついても、娘の疑問まで消えるわけではない。そのずれが、美令という人物を読む入口になります。
『白鳥とコウモリ』のあらすじとキャスト|美令と和真の関係

弁護士の刺殺事件と、容疑者の自供。事件が解決へ向かう一方で、美令と和真には、それぞれの父の言動への違和感が残ります。
二人が手を取り合うきっかけは、その疑問。
ネタバレなしのあらすじ|父の告白から始まる疑問
善良な弁護士・白石健介が刺殺され、倉木達郎が容疑者として浮上します。
達郎は犯行を認め、事件は解決へ向かったはずでした。ところが、達郎の息子・和真にも、健介の娘・美令にも、父をめぐる疑問が残る。
なぜ父は殺人を犯したのか。なぜ父は殺されなければならなかったのか。
二人は異なる立場から、事件の真相を追い始めます。
原作者の東野圭吾さんは、映画公式サイトのコメントで、犯人が判明するところから始まり、被害者遺族と加害者家族の苦悩が物語の中心になると説明しています。
犯人が分かれば終わり、ではない。その先を生きる家族に、物語が続いていくミステリーです。
主要キャスト4人|美令・和真と二人の父

美令と和真、それぞれの父を並べると、事件を挟んだ二人の立場が分かります。
| 役名 | 俳優 | 物語での立場 |
|---|---|---|
| 白石美令 | 今田美桜 | 殺害された弁護士・白石健介の娘 |
| 倉木和真 | 松村北斗 | 容疑者・倉木達郎の息子 |
| 白石健介 | 中村芝翫 | 被害者となる弁護士、美令の父 |
| 倉木達郎 | 三浦友和 | 犯行を認める容疑者、和真の父 |
父を失った美令と、父の自供に疑問を抱く和真。同じ真相を追っていても、そこへ向かう理由はそれぞれです。
ほかには、刑事・五代努役の柄本佑さん、美令の母・白石綾子役の吉田羊さんらも出演。家族と捜査の両側から、事件に関わる人々が描かれます。
松村北斗と今田美桜が語る、それぞれの役への思い
松村さんが公式コメントで語ったのは、平和に生きてほしいと願っていた父を、疑わなければならないつらさ。
和真にとって真相を追うことは、父への思いと切り離せない行動です。
一方、今田さんは美令の疑問を貫く力に触れ、本作を「二人を応援したくなるような物語」と表現しました。
父を疑う息子と、父の死の理由を求める娘。どちらも父をめぐる問いを抱えているのに、問いの中身は違う。
なおじには、その違いが気になるんです。答えを求める二人が、相手の父への思いをどう受け止めるのか。そこに、事件の真相とは別の見どころがありそうです。
『白鳥とコウモリ』の基本情報と原作

本作の監督は岸善幸さん、脚本は向井康介さん。東野圭吾さんの同名小説を原作とする、松竹配給の映画です。
原作の文庫版は上下巻。
2026年9月4日公開|監督・脚本・配給

映画の公開日・スタッフ・上映時間は、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公開日 | 2026年9月4日(金) |
| W主演 | 松村北斗・今田美桜 |
| 監督 | 岸善幸 |
| 脚本 | 向井康介 |
| 配給 | 松竹 |
| 上映時間 | 145分 |
| 原作 | 東野圭吾『白鳥とコウモリ』(幻冬舎文庫) |
上映時間は145分、2時間25分。劇場で観る際には、上映開始時刻と合わせて予定を立てる目安になります。
作品のお知らせや上映劇場への案内は、映画『白鳥とコウモリ』公式サイトへ。
東野圭吾の原作は文庫上下巻|累計200万部突破
原作の文庫版は、2024年4月3日発売の上下巻です。
幻冬舎の『白鳥とコウモリ』特設ページでは、2026年9月8日のお知らせで累計200万部突破を発表しました。
版元が掲げる言葉は、東野圭吾版『罪と罰』。
誰が殺したのかに加えて、事件のあとに家族が何を背負うのか。映画の公式紹介にある「被害者遺族と加害者家族の苦悩」ともつながる言葉です。
原作を先に読むか、映画から入るか
先に原作を読むか、映画から入るか。真相を初めて知る場所をどちらにするかで選ぶと、決めやすそうです。
人物の背景を文章でたどってから映画を観るなら、原作が先。展開を知らずに映像へ入りたいなら、映画からという順番もあります。
なおじなら、初めて触れるときはあらすじを深追いせずに入りたい。父の告白の何が気になるのか、その疑問を美令や和真と一緒に持っていたいからです。
『あんぱん』後の今田美桜を、この作品から読む

本作は、制作側の作品紹介で「朝ドラ後映画初主演」と位置づけられています。
『あんぱん』で今田さんを知った人が、次に出会うのは、父の事件に疑問を抱く白石美令です。
朝ドラ後の映画主演作で向き合う白石美令
今田さんは出演の話を受けて原作を読み、あっという間に物語へ没入したと公式コメントで語っています。
朝ドラ後の主演作という経歴だけでなく、まず原作を読んだ一人の読者として引き込まれた。そのあとで、美令の「自分の疑問を貫き通す」力に言葉を与えています。
なおじには、この順番が面白い。
役の説明から入るのではなく、物語に引き込まれ、その中にいる美令に力を感じた。今田さんのコメントには、演じる前に作品を受け取った時間も残っています。
公式コメントを手がかりに、鑑賞時に注目したい点
今田さんは、美令を「凛として冷静」と表現しました。
父を殺された娘という設定と並べると、なおじには少し意外な言葉です。悲しみの大きさを表す言葉ではなく、物事を見る姿勢を表す言葉なんですよね。
美令が和真と向き合うとき、その冷静さはどんな言葉や行動になるのか。本人のコメントを知ると、二人のやり取りが気になります。
『あんぱん』から本作へ。今田さんの役柄だけでなく、朝ドラ後の活動の広がりを読みたい方は、次の記事へ。
👉関連記事:今田美桜はあんぱんで何が変わったのか・3つの変化
よくある質問
映画『白鳥とコウモリ』の上映時間は何分ですか?
145分、2時間25分です。
予告編や入退場の時間は、この上映時間とは別。予定を立てる際には、各映画館の案内も合わせて確認してください。
松村北斗と今田美桜は、本作が初共演ですか?
2026年9月4日公開の映画.comのインタビューでは、「主演として初共演」と紹介されています。
記事の見出しには、「友達の友達に会ったような感じ」という言葉も。初共演の二人が語る、現場での距離感を読めます。
現在上映している映画館は、どこで確認できますか?
映画公式サイトの上映劇場案内から、各映画館のスケジュールを確認できます。
上映の有無や時間は、劇場・日によって異なるもの。観に行く日の予定を確かめてから向かうと安心です。
原作の文庫は何冊ありますか?
幻冬舎文庫の上下巻、計2冊です。
購入時には、上巻・下巻のどちらか、またはセットかを確認してください。
筆者紹介|なおじ

元社会科教師(約35年)・元公立小中学校校長(11年)。定年退職後は、キャンピングカーで旅をしながら、8つのブログでドラマ・芸能・政治・歴史・スポーツ・旅・学び・書評を書いています。
「被害者の娘」という立場と、「自分の疑問を貫く女性」という今田さんの言葉。
その二つの間に、なおじは美令を読む手がかりを感じます。
父の事件に説明がついたあとも、娘には問いが残るのか。
元社会科教師として、そこが気になるところです。役名やあらすじを知ったあとに残る、そんな一つの疑問から、映画やドラマを読む記事を綴っています。