
こんにちは、なおじです。
きょうは、俳優の柄本明さんと柄本佑さんの親子関係に注目してみました。
お父さんの柄本明さんは、「レンタル・ファミリー」で認知症の老俳優役に挑みながら英語のセリフにも向き合っています。
そのインタビューからは、「できない自分」と、どう付き合うかという大人の姿勢がにじんでいました。
一方で息子の柄本佑さんは、静かな作品の中で心をじわっと揺らす演技で存在感を増やしています。
気づけば「また出ているな」と、作品ごとに印象が深くなっている俳優ですよね。
この記事では、柄本家の家族構成や俳優一家の背景を、社会科教師らしく整理してみました。
さらに、最新作「レンタル・ファミリー」で柄本明さんが語った言葉や、佑さんの代表作と今後の動きにも触れます。
最後に、元教師のなおじから見た「柄本家流 子育て術」もお届けします。
この記事でわかること
- 芸術家一家で育つことのメリットと、気をつけたいポイント
- 柄本家の家族構成と、俳優一家としての家系図
- 映画「レンタル・ファミリー」で柄本明さんが演じる役柄と、インタビューで語った本音
- 柄本佑さんの代表作と、これから公開予定の作品のポイント
- 元教師の視点から見た「柄本家流・子どもの個性の伸ばし方」
芸術家一家で育つメリットと、気をつけたいポイント

「芸術家一家で育つと、子どもにはどんな良さと難しさがあるの?」
メリット:感性が伸びやすい環境
家の中に絵や音楽、芝居の話題があると、子どもは小さいころから表現に触れます。
表現することが「特別なイベント」ではなく、「いつもの日常」になるんですよね。
そのぶん、自分の気持ちを言葉や動きで出すことへのハードルが下がります。
黙って我慢するより、「こう思う」と外に出すのが自然な子になりやすい。
なおじの教室でも、芸術家家庭の子は発表を楽しむタイプが多かった印象があります。
テストの点では見えない感受性や想像力が、のびのび育ちやすい。
ここは芸術家一家の、いちばんわかりやすい長所だと思います。
デメリット:比較とプレッシャーの影

ただ、その裏側で起きやすいこともあります。
親が有名であればあるほど、子どもは周りから比べられます。
「お父さんみたいになれるの?」と何度も聞かれるのは、想像以上のプレッシャーです。
兄弟姉妹が同じ道を歩いていると、「どっちが上か」という見方もついて回ります。
なおじも、兄と弟を続けて担当したとき、「上の子はこうだったから」と決めつけないように意識しました。
家庭の中でも、親が無意識に比べてしまうと、子どもの心はスッと冷えてしまいます。
「比べられる息苦しさ」は、芸術家一家の影の部分かもしれませんね。
親や周囲の大人が気をつけたいポイント
いちばん大事なのは、「この子はこの子」という目線を、親も周りの大人も忘れないことです。
親が自分の仕事を話すときも、「同じ道に来なさい」ではなく、「自分で選んだ道を応援するよ」と伝えたいところです。
その一言があるだけでも、子どもの肩の力はかなり抜けます。
学校や地域の大人も、「◯◯さんの子だから」と色眼鏡で見るのをやめてみる。
そうすると、その子の本当の表情が見えてくることが多いんですよね。
芸術家一家のメリットを生かせるかどうかは、大人側のスタンスしだい。
なおじは、長年教室からそれを見てきたつもりです。
柄本家の家族構成と、俳優一家としての背景

「柄本家はどんな家族で、俳優一家としてどうつながっているの?」
父母と兄弟、それぞれの立ち位置
柄本家の中心にいるのが、俳優の柄本明さんと角替和枝さんの夫婦です。
お二人とも、テレビタレントというより、舞台を大事にしてきた「役者さん」という感じなんですよね。
その長男が柄本佑さんで、次男が柄本時生さんです。
兄弟ふたりとも俳優として活躍していますが、作品の雰囲気も、求められている役どころもかなり違います。
静かにじわっと効いてくる役が多い佑さんと、登場すると場の空気をふっと和ませる時生さん。
家族の中で、それぞれが自分の役割と位置を見つけている印象があります。
教室にも、「同じ部活だけどタイプは全然違う兄弟」、一組はいましたよね。
安藤家とのつながりまで含めた「俳優一家」

柄本佑さんの妻は、女優の安藤サクラさんです。
安藤家は映画監督や政治家を輩出する家系としても知られています。
この二つの家がつながることで、俳優、監督、脚本家、政治家などが、一つの系図に並ぶことになります。
社会科の授業で「文化人の一族」を黒板に書いたときのような、にぎやかな家系図です。
血筋というより、「表現と社会」のあいだを行き来している人たちの集まり、と言った方が近いかもしれません。
家系の背景をイメージすると見えてくるもの
黒板に名前を並べるように、頭の中で家系図を描いてみます。
中央に柄本明さんと角替和枝さん、その左右に佑さんと時生さん。
さらに下の世代で、安藤サクラさんを通じて安藤家へと枝が伸びていきます。
こうして線でつないでみると、「俳優一家」という言葉が、急に立体的になってきます。
家族の歴史そのものが、一つのドラマのように感じられてくるのが、柄本家の面白さだと思います。
映画「レンタル・ファミリー」柄本明さんの役柄と、本音にじむインタビュー

「映画『レンタル・ファミリー』で、柄本明さんはどんな役をしていて、何を語っているの?」
認知症の老俳優という、難しい役どころ
「レンタル・ファミリー」で柄本明さんが演じているのは、認知症が進みつつある老俳優です。
かつてはスポットライトを浴びていた人が、少しずつ名前や出来事を忘れていく姿。
そこに、家族や周囲の人との関係が重なっていきます。
単に「病気を描く」役ではなく、人としての尊厳や、最後まで自分らしくいたいという気持ちが問われる役柄ですよね。
こういう役は、年齢を重ねた俳優だからこそ、重みが出てきます。
若い人が特殊メイクで演じるのとは違う説得力があります。
英語のセリフと「できない自分」との向き合い方
この作品では、柄本明さんが英語のセリフにも挑戦しています。
インタビューでその話題になったとき、「できない自分と出会えるのはいいこと」と話していたのが印象的でした。
長く第一線で活躍してきた俳優が、「自分は何でもできる」とは言わない。
むしろ「できない」と認めたうえで、その場所に立ち続ける姿勢を見せている。
なおじはこの言葉を聞いて、「苦手だからこそ、そこで踏みとどまる」という大人の強さを感じました。
教員時代も、新しい機器や指導法に向き合うたびに「できない自分」と何度も顔を合わせました。
そこで逃げるか、少しずつ覚えていくかで、その後の授業の幅が変わります。
柄本さんの一言には、そんな経験と重なるものがありました。
共演者との関係に見える「仕事のスタンス」
作品では、海外の俳優も含め多くの共演者と一緒に芝居を作っています。
インタビューの様子からは、言葉や文化が違う相手とのやりとりを、どこか楽しんでいる空気も伝わってきました。
「通じないところから面白さが生まれる」という感覚を、大事にしているようにも聞こえます。
なおじの教室でも、考え方が違う子同士が話し合う場面で、最初からぴったり息が合うことは少ないです。
むしろ「あれ、通じていないな」というところから、質問が増え、対話が深くなっていきます。
完璧な理解を前提にせず、「わからないところから始める」というスタンス。
そこに、柄本明さんの仕事への向き合い方がにじんでいるように感じました。
柄本佑さんの代表作と、これから公開予定の作品のポイント

「柄本佑さんは、どんな作品で輝いていて、これからどこに向かっていくの?」
“静かな熱”が光る代表作たち
柄本佑さんが印象に残るのは、大きな声で感情をぶつけるタイプの役よりも、静かなシーンでじわっと効いてくる役どころです。
セリフが少ない場面でも、目線の動きや一呼吸の「間」だけで、登場人物の心の揺れを感じさせてくれます。
物語の中で主役を支えるポジションだったり、ラスト近くの短い出番で空気を変える役だったり。
派手さよりも、「あの人がいたから、この物語が締まったよね」と言いたくなる存在感なんですよね。
なおじは、こういうタイプの俳優さんを見ると、教室で静かにクラスを支えていた生徒を思い出します。
前に出ていくわけではないけれど、いると場が落ち着く人。
柄本佑さんの代表作には、そんな“静かな熱”が共通しているように感じます。
これから公開される作品で注目したいところ
すでに情報が出ている作品だけを見ても、柄本佑さんは今後もさまざまなジャンルに挑戦していく予定です。
時代劇の世界でベテラン俳優と共演する作品もあれば、記憶や家族をテーマにした、心にじんわり残るタイプの映画も控えています。
これまで積み重ねてきた「静かな演技」が、主役としてどこまで前面に出てくるのか。
そこが、これからの作品を見るうえでの楽しみの一つになると思います。
年齢的にも、演じられる役の幅がぐっと広がってくる時期です。
若いころにはまかされなかった「父親役」や「チームをまとめる立場」など、新しい姿が見られそうですね。
映画館やドラマ表で名前を見つけたら、「今回はどんな“温度”の役かな」と想像しながらチェックしてみてください。
父から受け継いだものと、自分なりのスタイル
柄本佑さんを見ていて感じるのは、「父と同じ方向」だけを目指しているわけではない、ということです。
柄本明さんのような、骨太で少しひねりのある役者の魅力を受け継ぎながらも、自分の静かなスタイルを大切にしている印象があります。
インタビューでは、家族の話題になるとどこか照れながらも、父や弟、妻に対するリスペクトが素直ににじむコメントが多いです。
そうした姿勢は、作品の中の佇まいにもつながっているように見えます。
なおじの教室でも、親やきょうだいを素直に尊敬している子は、「自分は自分」と言える強さを持っていることが多かったです。
柄本佑さんも、「父の背中」を見ながら、自分なりの歩き方を探してきたのだろうなと感じます。
親の影響を受けつつも、自分の色をはっきり持っている俳優。
それが、今の柄本佑さんの魅力の一つだと思います。
元教師の視点から見た「柄本家流・子どもの個性の伸ばし方」

「柄本家の親子関係から、子どもの個性を伸ばすヒントはあるの?」
“背中を見せる”ことが、いちばんのメッセージ
柄本明さんと角替和枝さんの経歴を見ていると、「こうしなさい」と口で言うより、自分たちが舞台や現場で懸命に仕事をする姿を見せてきたタイプの親に思えます。
子どもからすると、親が台本を読み込んだり、役について語り合ったりする姿を日常的に見るわけですよね。
そこで伝わるのは、「俳優になれ」というメッセージではなく、「大人が本気で取り組んでいる姿って、ちょっとかっこいいな」という感覚です。
なおじの教室でも、家で親の仕事ぶりを聞いている子は、「働くこと」に対して前向きなイメージを持っているケースが多かったです。
柄本家の子育てから学べるのは、「こうしなさい」と言う前に、自分がどう生きるかを見せることの大きさかなと思います。
兄弟でも「同じ型」に入れない
柄本兄弟を見ていると、同じ俳優という仕事でも、性格も役柄の傾向も、かなり違います。
それぞれが自分のポジションを見つけているということは、親が「同じ型」に入れようとしてこなかった可能性が高いですよね。
「兄はシリアスな役が得意」「弟は空気を和ませる役が得意」と、違いをそのまま認めている感じが伝わってきます。
学校でも、兄弟を教えるときに「上の子はこうだったから」と見る癖が出そうになる瞬間があります。
そこをぐっとこらえて、「この子はこの子」として見ると、下の子の良さが別ルートで見えてきます。
柄本家の兄弟を見ていると、家庭の中でも同じことが丁寧に行われてきたのだろうと感じます。
子どもの「好き」を、すぐに採点しない
俳優や音楽家など、表現の道に進む子どもは、学校の成績表だけでは測れないタイプの力を持っていることが多いです。
「芝居が好き」「物語を考えるのが楽しい」といった気持ちは、点数にはなりませんが、生きていく上では大事なエンジンになります。
そこで「そんなことより勉強」と言い続けてしまうと、子どもは自分の「好き」をしまい込んでしまうかもしれません。
もちろん、勉強も大事ですが、「好きなことを大事にしていいんだよ」と一度受け止めるだけで、子どもの表情はかなり変わります。
なおじの経験でも、「好き」を認めてもらった子は、そのあと勉強にも少しずつ前向きになっていくケースが多かったです。
柄本家のような芸術家一家を見ていると、子どもの「好きな方向」を、すぐ採点せずに一度受け止める大切さを改めて感じます。
Q&A:柄本家について、読者からよく出そうな疑問
Q1:柄本明さんと柄本佑さんには、親子共演の作品がありますか?
あります。
親子で同じ作品に出演している例はいくつかあって、作品ごとに距離感も少しずつ違います。
親子役として同じシーンにいることもあれば、物語上は特に関係のない人物として、同じ世界を共有していることもあります。
「現実の親子」を直接なぞっているわけではないので、画面の中ではあくまでプロ同士として向き合っている感じがします。
共演作を見るときは、「親子の素顔」というより、「ベテラン俳優と中堅俳優の呼吸合わせ」として見ると、また違った面白さがあります。
Q2:柄本家と安藤家の家系図には、どんな人たちがいますか?
安藤サクラさん側の家系をたどると、映画監督や政治家として活躍した人物が登場します。
社会科の資料集にも出てくるような名前が含まれていて、「文化」と「政治」の両方に枝を伸ばしている家系です。
その安藤家と、俳優一家の柄本家がつながっている。
そう考えると、一つの家系図の中に、俳優、監督、脚本家、政治家が同居していることになります。
まさに「文化人一族の現代版」と呼びたくなるような配置ですよね。
Q3:柄本家のような芸術家一家で育つと、どんなメリットがありますか?
いちばんのメリットは、「表現すること」が日常の一部になることだと感じています。
家の中で芝居や映画の話が当たり前に出てくると、自分の気持ちを言葉や動きで外に出すことへの抵抗が小さくなります。
「こんなふうに感じた」と言葉にすることや、「こうやってみたい」と試すことに、自然と慣れていきます。
テストの点には出ませんが、感受性や想像力、そして自分の気持ちを伝える力が育ちやすい環境です。
教室でも、そういう子は発表や表現の場で、いい意味で目立つ存在になることが多いと感じていました。
Q4:逆に、芸術家一家で育つときの注意点は何でしょうか?
一番の注意点は、「比較」と「期待」が重なりすぎることです。
親が有名であればあるほど、子どもは周りから「親と比べられる」場面が増えます。
「お父さんみたいになれるの?」という何気ない一言が、積み重なるとかなりしんどいですよね。
家庭の中でも、親が無意識に「兄はこうだったから」「自分はこうだったから」と比べてしまうと、子どもの自己肯定感は下がりやすくなります。
だからこそ、「この子はこの子」という目線を崩さないことが、とても大事だと思います。
Q5:柄本家から、子どもの個性を伸ばすために真似できそうなポイントはありますか?
なおじが真似したいと思うのは、次の三つです。
一つめは、親が自分の仕事や好きなことに、本気で取り組む姿を見せ続けること。
二つめは、兄弟でも「同じ型」に入れようとせず、それぞれの違いをそのまま認めること。
三つめは、子どもの「好き」をすぐに採点せず、一度受け止めてあげることです。
「同じ道に来なさい」ではなく、「自分で選んだ道を応援するよ」と伝えるだけでも、子どもの顔つきは変わってきます。
柄本家の親子を見ていると、そうした“見守るスタンス”が自然に根付いているように感じます。
筆者紹介|なおじ
なおじは元社会科教師として教育現場に35年間携わり、指導主事を5年、校長を11年務めました。
退職後もボランティアで子どもたちに学習を教えています。
俳優一家や歴史ある家系の話題では、家族関係と社会とのつながりを「系図」として整理しながら読むのが得意で、今回の柄本家の記事もその延長線上で書いています。