2025年10月6日、5年ぶりに復活した月9ドラマ『絶対零度～情報犯罪緊急捜査～』の第1話に、若手俳優・奥智哉が高山蓮役でゲスト出演し話題となっています。
トクリュウ（匿名・流動型犯罪グループ）の一員として犯罪に巻き込まれる青年を熱演した奥智哉は、「2025年ブレイクする俳優のキーワードは『奥』」として業界内でも大きな期待を集める存在です。
高山蓮とは？『絶対零度』での役どころを解説
高山蓮は、母親を支えるために「楽して稼げる簡単な仕事」という甘い誘いに乗り、アルバイト感覚でトクリュウに参加してしまった青年です。
最初は軽い気持ちで始めた”闇バイト”でしたが、指示役からの命令が強盗や暴行などにエスカレート。
身分証や家族の情報を提出していたため、逆らえば報復されるかもしれないという恐怖から抜け出せなくなります。
「お金さえ手に入れば母を楽にできる」と自分に言い聞かせながら犯罪に手を染め、ついにはDICT（情報犯罪特命対策室）から追われる身となった高山蓮。
沢口靖子演じる二宮奈美に逮捕され、取り調べで葛藤と苦悩をさらけ出すシーンは視聴者の心を打ちました。
現代社会の闇を映し出すキャラクター設定
高山蓮というキャラクターは、現代日本が抱える「闇バイト問題」を象徴する存在として描かれています。
特殊詐欺や強盗事件に若者が安易に加担してしまう現実を、リアルに表現した役どころです。
制作チームは「若者たちがどんな背景で犯罪に巻き込まれるのかをリアルに伝えたかった」とコメントしており、奥智哉の説得力ある演技がそのメッセージを体現しています。
奥智哉のプロフィール｜20歳の期待の新星
奥智哉（おくともや）は2004年7月18日生まれ、神奈川県出身の20歳です。
身長168cm、血液型A型で、アミューズ所属の若手俳優として活躍しています。
趣味はスキーや釣りといったアウトドア、特技は空手とバドミントンという多才な一面も持っています。
2020年に俳優デビューし、わずか5年で大河ドラマや月9ドラマに出演する大躍進を遂げました。
清潔感のあるルックスと自然な演技力が評価され、「令和を代表する俳優」として業界内で高い期待を集めています。
代表作は『仮面ライダーリバイス』と大河『べらぼう』
奥智哉の代表作として知られるのが、2021年の特撮ドラマ『仮面ライダーリバイス』での仮面ライダーオーバーデモンズ役です。
その後、NHKドラマ10『大奥』（2023年）、TBS日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』（2023年）などの話題作に次々と起用されました。
2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』では、幻の11代将軍・徳川家基役として大河初出演を果たし、「文武両道 幻の十一代将軍」を熱演。
聡明で政治に関心が高く、将来を期待されながらも謎の死を遂げる家基の姿を繊細に表現し、視聴者に強い印象を残しました。
また、2024年のHulu実写ドラマ『十角館の殺人』では、ドラマ初主演を果たし、成長著しい20歳として注目されています。
第1話での演技と視聴者の反応
『絶対零度』第1話での奥智哉の演技は、「沈黙で伝える」繊細なスタイルが特徴的でした。
感情を大げさに表現せず、視線や呼吸の揺らぎで高山蓮の苦悩や葛藤を描き、まるで実在の青年を見ているかのようなリアリティを感じさせました。
奥智哉は撮影前のインタビューで「高山蓮は悪い人間ではないけれど、正しい選択ができなかった青年。彼の”弱さ”を否定せずに、ちゃんと理解して演じたいと思いました」とコメント。
このコメント通り、家族を守りたいという純粋な想いが犯罪へとつながる心理を、説得力を持って表現しました。
SNSでの評価は？トレンド入りの反響
放送直後、X（旧Twitter）では「#絶対零度」「奥智哉」がトレンド入りし、多くの視聴者が反応を示しました。
「高山蓮の演技がリアルすぎて胸が痛い」「奥智哉の繊細な表現力に引き込まれた」といった肯定的な評価が多数見られています。
特に、沢口靖子との取り調べシーンでの演技が話題となり、「若手俳優としての存在感がすごい」「これからの活躍が楽しみ」との声が相次ぎました。
視聴者の多くが、奥智哉という俳優に初めて注目したことで、彼の過去の出演作品への関心も高まっています。reel+3
奥智哉の演技スタイルと今後の展望
奥智哉の演技スタイルの魅力は、「静かな演技」にあります。
感情を抑えながらも観る人の心に響く表現力で、『青のSP』では心に闇を抱える生徒役を目だけで感情を語るように演じました。
今回の『絶対零度』では、これまでの「純粋さ」や「優しさ」とは異なり、「闇」と「葛藤」を内包する青年という新たな挑戦を見せました。
共演者の沢口靖子については「現場での立ち居振る舞いが完璧で学びが多かった」と語っており、撮影の合間にリハーサルを繰り返して芝居のテンポや呼吸を合わせたというエピソードも。
若手ながら真摯な姿勢が評価され、チームの信頼を得ている様子がうかがえます。
「令和を代表する俳優」への期待
「2025年ブレイクする俳優のキーワードは『奥』」として業界内で注目される奥智哉。
デビューからわずか5年で、仮面ライダー、大河ドラマ、月9ドラマと着実にキャリアを積み上げてきました。
今後も多くの話題作への出演が期待されており、「令和を代表する俳優」としての地位を確立しつつあります。
まとめ｜奥智哉と高山蓮役に注目
『絶対零度～情報犯罪緊急捜査～』第1話で奥智哉が演じた高山蓮は、現代社会の闇を映し出す重要なキャラクターでした。
母親思いの普通の青年が、甘い誘いに乗って犯罪に巻き込まれていく姿は、誰にとっても無関係ではない現実として視聴者の心に響きました。
20歳の若手俳優・奥智哉の繊細な演技力と、これまでの着実なキャリアの積み上げが、この役を説得力あるものにしています。
今後の活躍にますます期待が高まる注目の俳優です。
