本日10月12日は、世界的に活躍する俳優・真田広之さんの誕生日です。
2025年で65歳を迎えた真田さんは、今年エミー賞で史上最多となる18冠を達成し、日本人俳優として初の主演男優賞を受賞するという歴史的快挙を成し遂げました。
この記事では、65歳の誕生日を迎えた真田広之さんの基本プロフィールから華麗な経歴、そして現在の活躍までを詳しく解説します。

真田広之のプロフィール基本情報
本名: 下澤廣之(しもざわ ひろゆき)
生年月日: 1960年10月12日
年齢: 65歳(2025年現在)
出身地: 東京都品川区大井町
身長: 170cm
血液型: A型
星座: てんびん座
真田広之という芸名は、師匠である千葉真一さんが命名したもので、千葉さんの芸名「真一」の「真」と、千葉さんの本名「前田禎穂」の「田」を組み合わせて付けられました。
家族構成については、兄が1人いることが知られており、母親は下澤那智子さんで、奄美大島出身の祖母がいたことから、真田さんの彫の深い顔立ちのルーツとも言われています。
時系列で振り返る真田広之の華麗な経歴
幼少期からデビュー(1960年代)
真田広之さんは東京都品川区の裕福な家庭に生まれました。
5歳の時に劇団ひまわりに入団し、1966年、わずか6歳で千葉真一さん主演の映画『浪曲子守唄』で本名の下沢広之として俳優デビューを果たしました。
この時の共演が、のちに人生を大きく左右することになる千葉真一さんとの出会いでした。
JAC時代と学業専念(1970年代)
1973年、品川区立伊藤中学校入学と同時に、千葉真一さんが主宰する「ジャパンアクションクラブ(JAC)」に入団。
同時期に母親の勧めで日本舞踊の玉川流にも入門し、厳しい修行を積みました。
1976年に堀越高等学校の芸能コースに進学すると、千葉真一さんの助言により学業に専念するため、一時芸能活動を休止しました。
俳優として本格再起動(1978年〜1980年代)
1978年、『柳生一族の陰謀』のオーディションに合格し、芸能活動を本格的に再開。この時、千葉真一さんの命名で「真田広之」という芸名に変更しました。
1979年に日本大学芸術学部映画学科に進学し、学業と演劇活動を両立。
1980年の『忍者武芸帖 百地三太夫』で映画初主演を果たし、桃山城天守からの飛び降りシーンを吹き替えなしで演じるなど、アクションスターとしての地位を確立しました。
1982年には『龍の忍者』で海外に初進出し、「デューク真田」として国際的にも活動するようになりました。
幅広い演技への挑戦(1980年代〜1990年代)
1980年代には映画『里見八犬伝』(1983年)、『麻雀放浪記』(1984年)などで主演を務め、アイドルとしても活動しました。
1993年のテレビドラマ『高校教師』では演技の幅を広げ、時代劇からコメディまで多様な役柄に挑戦しました。
ハリウッド進出の始まり(2000年代)
2002年の『たそがれ清兵衛』で主演を務め、この作品がアカデミー賞外国語映画部門の候補となりました。
そして2003年、トム・クルーズ主演の『ラスト サムライ』に出演し、本格的にハリウッドに進出。
この作品を機に海外での活動が本格化しました。
国際的俳優としての確立(2010年代)
テレビドラマ『LOST』(2010年)、映画『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013年)、『アベンジャーズ エンドゲーム』(2019年)など、ハリウッドの大作映画に多数出演。2018年には紫綬褒章を受章し、その功績が認められました。
エミー賞18冠達成の歴史的快挙
SHOGUN将軍とは
2024年に配信開始された「SHOGUN 将軍」は、作家ジェームズ・クラベルのベストセラー小説を映像化した戦国ドラマです。
真田さんは徳川家康をモデルとした武将・吉井虎永を演じ、プロデューサーも兼任しました。
史上最多18冠の詳細
第76回エミー賞において、「SHOGUN 将軍」は史上最多となる18部門で受賞する快挙を達成しました。
真田さんは連続ドラマ部門の主演男優賞を受賞し、日本人俳優として初の快挙となりました。
アンナ・サワイさんも主演女優賞を受賞し、作品賞も獲得する完全勝利でした。
感動の受賞スピーチ
真田さんの受賞スピーチは多くの人々に感動を与えました。
主演男優賞受賞時には英語で「本作は東と西が(壁を越えて)出会う夢のプロジェクトでした。
とても難しいプロジェクトでしたが、全員が一致団結しました。
私たちは全員で奇跡を作ることができました」と語りました。
作品賞受賞時には日本語で「これまで時代劇を継承して支えてきてくださった全ての方々、そして監督や諸先生方に心より御礼申し上げます。
あなた方から受け継いだ情熱と夢は海を渡り、国境を越えました」と述べ、感極まった表情を見せました。
65歳の現在の活躍
SHOGUNシーズン2の制作予定
「SHOGUN 将軍」はシーズン3まで制作が決定しており、シーズン2は2026年1月からカナダ・バンクーバーで撮影開始予定です。
真田さんは引き続き主演とエグゼクティブ・プロデューサーを務めることが発表されています。
当初は日本でのロケ撮影も検討されましたが、制作スケールと日本の制作キャパシティの問題、また現代的な建物が映り込まない大規模なロケーションの確保の困難さから、バンクーバーでの撮影が中心となることが決まりました。
今後の活動予定
真田さんは受賞後のコメントで「今後も俳優として新たな挑戦を模索しながら、日本の素晴らしい題材や才能を世界に発信していきたい」と語っており、65歳を迎えてもなお意欲的に活動を続けています。
家族との関係
真田さんは1990年に女優の手塚理美さんと結婚し、長男の奨之さん(1991年生まれ)と次男の日南人さん(1995年生まれ)をもうけましたが、1997年に離婚。息子たちはそれぞれ音楽や俳優の道を歩んでおり、現在も良好な関係を保っています。
まとめ
本日65歳の誕生日を迎えた真田広之さんは、5歳での子役デビューから65年間という長きにわたり、日本の芸能界そして世界の映画界で活躍し続けています。
特に今年のエミー賞での歴史的快挙は、日本の俳優の地位を世界的に押し上げる偉業となりました。
千葉真一さんとの出会いから始まった俳優人生は、JAC時代の厳しい修行、ハリウッド進出、そして世界的な成功まで、まさに映画のようなストーリーです。
65歳を迎えた今もなお新たな挑戦を続ける真田さんの今後の活躍に、ますます注目が集まります。