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横山裕24時間マラソン完走🏃‍♂️涙と募金7億円の向こう側を考える|誰も知らない裏側と社会問題

朝、テレビをつけると横山裕さんが炎天下をひた走る姿が映し出されていました。

こんにちは、なおじです。

総距離105km、そして7億円を超える募金が集まったという速報

たしかに目を通せば、ただただ「すごいなあ」と驚くばかり。

でも、それで終わらせてしまっていいのだろうか、とふと考えました。

朝、テレビをつけると横山裕さんが炎天下をひた走る姿が映し出されていました。

こんにちは、なおじです。

総距離105km、そして7億円を超える募金が集まったという速報。たしかに目を通せば、ただただ「すごいなあ」と驚くばかり。でも、それで終わらせてしまっていいのだろうか、とふと考えました。

この記事では、横山さんの完走劇の裏にある社会課題や、テレビが描く”感動”の意味について、私なりの視点で深掘りしてみたいと思います。

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目次

24時間テレビ・チャリティーマラソンの現在

「24時間テレビ」は、文字通り24時間ぶっ通しで放送される日本特有の大型チャリティー番組です。

著名人が真夏のアスファルトをひた走り、全国から寄付金を募る。

仕組みとしては単純ですが、毎年大きな注目と議論を呼びます。

そして今年はSUPER EIGHTの横山裕さんがその大きなバトンを受け取りました。

横山裕の105km、そして家族の物語

横山さんの半生は、幼い頃の家計苦、弟の児童養護施設入所、母の病気――今では“感動ドラマ”として語られる背景ですが、これは個別の幸不幸を超えて、現実社会の課題でもあります。

本人の完走後の「おかん、俺やったぞ!」の一言に涙腺崩壊!
そこに込められた思いは、テレビで流れる“感動”だけでは汲み取れない深さがあるように感じました。

マラソン中の応援にも特徴がありました。

城島茂さんら、いぶし銀の芸能人の激励、横山会とよばれる後輩たちの力強いエール。

これは単なる人脈の広さではなく、彼の人間性や生きざまを認めた人たちの存在の重さを物語っているのではないでしょうか。

7億円超の募金――光と影

募金金額は7億円超

昨年を大きく上回る水準に達したといいます。

使途は「マラソン子ども支援募金」とされ、全額が困窮する子どもたちのために使われるとのこと。

数字だけ見れば、社会の善意は健在です。

でも、寄付文化に対する私の思いは複雑です。

教師だった頃、目の前の子どもたちにはすぐには響かない。

チャリティーは、困った人の“いま”を少しだけラクにする、ある種の“気づきのきっかけ”ではあるけれど、生活や社会の根っこを揺るがす力までは持っていない。

それが正直な私の意見・考えです。

しかし、そうしたイベント性がなかったら、多くの人が社会の片隅にある問題にすら気づかない――この矛盾もまた、私たちの社会が抱える現実なのかもしれません。

テレビの“涙”と現実の“重み”

24時間テレビは、演出に秀でた作りになっています。

壮絶なマラソン、家族の絆、多勢の応援――誰が観ても心が揺さぶられます。

でも、現実はもっと泥臭く、解決の糸口も簡単には見つからない。

横山さんの“おかん、俺やったぞ!”という言葉には、本人の“やりきった”という達成感と同時に、もしかしたら『自分は、母や弟を“支えきれなかった”』という無念さも込められていたのではないか。

テレビが描く“感動”と、現実の“思いの深さ”のギャップこそ、この番組の本質的な難しさだと思うのです。

“涙”の意味と、その先に

なぜ人は、この番組に涙するのか。

これは“ヒーロー”と“弱者”という構図によるところが大きい。

でも、本当に大事なのは、その“涙”が終わった後に、自分の心や社会の“何か”が変わったかどうかだと思うのです。

貧困や家族の問題は、寄付やイベントで解決できるほど単純ではありません。

一方で、“一人の頑張り”が無数に連鎖し、社会全体を変えていく力になる――微力なようで、実は最も頼もしい希望でもあります。

横山さんのマラソンは、そうした小さな行動の可能性を、私たちに気づかせてくれた大きな出来事だったことは間違いありません。

終わりに――“感動”の向こうへ

募金や応援はもちろん大切。

でも、それで満足してはいけないと思うのです。

本当に必要なのは、社会の抱える課題を見つめ直し、“誰かのために自分ができる小さなこと”を探し続ける姿勢

横山裕さんの走り、そして24時間テレビの“涙”が、私たちにとってどんな意味を持つのか――ぜひ、みなさんの考えを聞かせてください。

誰かの小さな一歩が、意外な未来を切り開いていくかもしれませんから。

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