令和8年9月3日(木)最終更新
『薬屋のひとりごと』は、芦田愛菜さんが猫猫を演じるPrime Originalの実写ドラマとして、2028年にPrime Videoで世界独占配信されます。映画ではなくドラマシリーズで、Amazon MGMスタジオと東宝が手を組む作品です。
壬氏役をめぐっては野村康太さんの名前も広がっていますが、現時点で出演は公式発表されていません。いま公表されているのは、猫猫役を演じる芦田愛菜さんだけです。
壬氏役は誰になるのか。あの後宮の張りつめた空気を、生身の俳優たちはどう歩くのか。
毒見の皿 猫猫先に 鼻が行く
猫猫が薬の匂いに足を止めるように、実写化の知らせにも、つい立ち止まってしまいます。芦田愛菜さんの猫猫は、どんな沈黙で人の嘘を見抜くのでしょうか。

『薬屋のひとりごと』実写ドラマ化で決まったこと
実写版『薬屋のひとりごと』は、Prime Videoで配信されるPrime Originalドラマです。Amazon MGMスタジオと東宝が共同で製作し、2028年に世界独占配信されます。
原作は、架空の帝国の後宮を舞台に、花街で育った薬師・猫猫が、薬学知識と鋭い観察眼で宮中の謎や陰謀へ近づいていく物語です。事件の派手さだけではありません。誰かが言えずに飲み込んだこと、欲に隠したことが、物語の奥でじわりと動き出します。
実写化と聞くと、まず衣装や豪華なセットを思い浮かべる人もいるでしょう。けれど、なおじには、後宮の広さより「人が本音を隠している空気」をどう映すのかのほうが気になります。華やかな場所ほど、黙っている人の顔がものをいうからです。
猫猫役は芦田愛菜さん

主人公・猫猫を演じるのは芦田愛菜さんです。原作小説のファンでもある芦田さんは、大切に思ってきた作品とキャラクターを演じる喜びと緊張を語っています。
猫猫は、薬や毒の話になると目の色を変える一方、人との距離は慎重に測る人物です。頭の切れる主人公という言葉だけでは足りません。相手の言葉の端や、部屋に残る違和感を拾い、自分の中で確かめてから動く。その静かな速さが、猫猫の魅力だと私は思うのです。

芦田さんがこれまでどんな役で表情を変え、どんな言葉を選んできたのかを知ると、猫猫役への期待も少し立体的になります。
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子役時代から現在までの歩みをたどると、芦田さんが演じてきた人物像の幅と、今回の猫猫役へ向かう時間が見えてきます。
壬氏役など他キャストはこれから
壬氏役を含む追加キャストは、まだ後宮の扉の向こうにあります。いま名前が公表されているのは猫猫役の芦田愛菜さんで、壬氏を誰が演じるのかは、これから届く正式発表が最初の答えになります。
壬氏は、美しいだけの人物ではありません。後宮で特別な立場にありながら、猫猫の前では思いどおりに振る舞えない。その不器用さと、背負っているものの重さが、二人の関係を面白くしています。
だから壬氏役が気になるのでしょう。名前当ての熱気の奥には、猫猫の前でだけ少し調子を崩す壬氏を、誰がどんな間合いで演じるのかという期待があります。後宮の風向きは、一人の俳優が画面へ現れた瞬間にも変わります。
配信はいつ?Prime Videoで2028年予定
実写ドラマ版『薬屋のひとりごと』は、2028年にPrime Videoで世界独占配信されます。詳しい配信開始日はまだ発表されていませんが、240以上の国と地域へ届ける計画です。
「いつ始まるのか」と聞かれたら、答えは2028年です。けれど、配信日だけではまだ後宮の廊下の色も、猫猫が薬棚をのぞく手つきも見えてきません。いま届いているのは、芦田愛菜さんが猫猫を演じ、Yuki Saitoさんと吉田恵里香さんが作品を形にするという、最初の知らせです。
監督はYuki Saitoさん、脚本は吉田恵里香さんが担当します。後宮の華やかさを並べるだけでなく、猫猫が小さな違和感を拾い、人の胸の内へ近づく物語をどう組み立てるのか。そこに実写版の輪郭が出てくるはずです。
アニメ劇場版と実写ドラマは別作品

アニメ劇場版と実写ドラマは、同じ『薬屋のひとりごと』を原作にしながら、別の道を歩む作品です。アニメ劇場版『劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝』は2026年12月11日に公開予定で、Prime Videoの実写ドラマとは異なります。
「映画化」という言葉だけが先に広がると、アニメ劇場版と実写ドラマが一つの企画のように見えてしまうことがあります。けれど、アニメには色と声があります。実写には、衣の擦れる音や、相手の顔を見たあとに置かれる一拍がある。
猫猫が毒見役として杯へ目を落とすとき、その沈黙を芦田愛菜さんがどう使うのか。なおじには、そこがたまらなく気になります。
芦田愛菜さんの猫猫役で注目したいこと
猫猫が何かを見抜く前、まず薬や毒の気配に顔が動く。人の話より、杯の底や皿に残ったものへ目が行く。なおじが芦田愛菜さんの猫猫で見たいのは、そんな小さな一拍です。
謎を解く場面はもちろん痛快でしょう。けれど猫猫の面白さは、答えを言う前にあります。周りが何気なく通り過ぎた違和感に、猫猫だけが足を止める。あのとき、後宮の空気が少し変わるのです。
長く学校にいた者として、言葉数の少ない子が、教室の空気をいちばんよく見ている場面に何度も出会いました。すぐ手を挙げる子とは別に、相手の声や顔つきをじっと見ている子がいる。考えがまとまってから口を開く、その沈黙が忘れられません。
毒見役 杯の底が 口を割る
芦田さんには、薬の匂いにふっと引かれる可笑しみと、人の痛みには簡単に踏み込まない距離感、その両方を演じてほしいのです。杯をのぞく一瞬の目つきだけで、猫猫が立ち上がる。そんな場面が見られたら、なおじはうれしいですね。
実写ドラマで次に届く知らせ

壬氏役をめぐっては、野村康太さんの名前がネット上で広がっています。猫猫役が芦田愛菜さん、壬氏役が野村康太さんという形で語られた情報もあり、「この二人で後宮を歩くのか」と想像した人は少なくないでしょう。
ただ、今回発表されたPrime Videoの実写ドラマで、正式に名前が出たのは猫猫役の芦田愛菜さんだけです。壬氏役について、野村康太さんの出演は公式には公表されていません。ここは、うわさをうわさのまま置いておきたいところです。

とはいえ、野村康太さんの名前が出た理由は分かります。壬氏は、猫猫の前では思うようにならず、ふとした瞬間に余裕を失う人物です。一方で後宮では、簡単に素顔を見せられない立場にいる。その美しさだけでなく、猫猫に振り回されたときの表情と、背負う秘密の重さを一緒に出せるか。そこが壬氏役の難しさでしょう。
原作者の日向夏さんは撮影現場を見学した際、壬氏役の俳優について「リアル壬氏」と受け取れる言葉を残しています。誰なのかは伏せられたままです。でも、その一言を聞くと、後宮のどこかで、すでに猫猫と壬氏は向かい合っているのではないか――そんな気もしてきます。
野村康太さんなのか。それとも、まったく別の俳優なのか。
正式発表の一枚が出たとき、猫猫役の芦田愛菜さんと並ぶ壬氏の姿で、実写版『薬屋のひとりごと』の空気は一気に見えてくるはずです。
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よくある質問
実写ドラマ版『薬屋のひとりごと』は映画ですか?
映画ではなく、Prime Videoで配信される実写ドラマシリーズです。猫猫役は芦田愛菜さんで、Amazon MGMスタジオと東宝が共同で製作します。
配信開始日はいつですか?
2028年にPrime Videoで世界独占配信される予定です。月日まではこれからですが、正式な配信日が出れば、後宮の物語が動き出す日がようやく見えてきます。
壬氏役は誰ですか?
壬氏役は、まだ公表されていません。猫猫を軽く揺さぶりながら、自分の立場にも縛られる壬氏を、誰がどんな表情で演じるのか。そこが次の大きな知らせになります。
アニメ劇場版と実写ドラマは同じ作品ですか?
別作品です。アニメ劇場版『劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝』は2026年12月11日に公開予定で、実写ドラマは2028年からPrime Videoで配信されます。
実写ドラマの監督と脚本は誰ですか?
監督はYuki Saitoさん、脚本は吉田恵里香さんです。後宮の華やかさの裏にある人間関係を、二人がどんなテンポで見せるのかにも期待が集まります。
筆者紹介|なおじ

公立小・中学校で約35年、教師として子どもたちと向き合い、校長として11年、学校を支える側も経験してきました。指導主事、全国中学校社会科教育研究会元理事、茨城県社会科研究部長(元)として、社会の仕組みと人の生き方を長く見つめてきた者です。
作品や人物を語るときは、確認できる事実、世間に広がる見方、そして自分自身の見立てを混ぜずに重ねることを大切にしています。
現在は8つのブログで、ドラマ・芸能・政治・歴史・スポーツ・旅・学び・書評を通じ、人が選ぶ言葉や、関係の中で揺れる心を読み続けています。
